こんにちは
ドボえもんです
若手土木技術者に朗報!!
試験について調べようと、とりあえずググってみたら
2021年度より1級土木施工管理技士試験制度が改正されます
(他の施工管理技士も改正しました)
そこで、新しくなった試験制度について調べてみたら
なんと
若手技術者にはチャンスだらけなんです
若手土木技術者にとって、私が重要と思う内容を3つに絞って、わかりやすく説明します
資格が取りやすくなった(チャンス1)
令和2年度まで、実地試験が合格できずに悩んでいた人にチャンスです
新制度では、以前と比べて資格取得がしやすくなります
と言っても、試験が簡単になったわけではないのです
- 新たに「技士補」という資格が創設された
- 第一次検定(旧:学科試験)をパスすると「技士補」になれる
- 第二次検定(旧:実地試験)もパスすると「技士」になれる
ということです
そのほか
新制度では、学科試験が第一次検定、実地試験が第二次検定と名称が変更しました
名前が変わったことで試験問題も変わるそうです。
学科試験では「知識」のみ問われましたが、第一次検定では「知識」に加えて「能力」が問われます
実施試験では「能力」のみ問われましたが、第二次検定では「能力」に加えて「知識」が問われます
第1次検定で「技士補」の資格をあげるんだから、知識だけじゃなくて現場の補佐として必要な応用能力はちゃんとチェックするよってことだね
おそらくそういうことだと思います
第1次検定合格の有効期限がなくなった(チャンス2)
学科試験は受かったけど、実地試験に残念ながら不合格だったという人にはありがたい話ですよね
現行制度では
実地試験を2回連続落ちて、また学科試験から受け直しや。うわまじサイアク!!
こんな方がいたと思います。
しかし、これからは悩み無用です
第一次検定合格者は、一度合格すれば原則、無期限有効なので、何度でも第二次検定を受けることができます
安心して第一次検定が受けられますね
若手の活躍の場が広がる(チャンス3)
創設された「技士補」ですが、ちゃんと活用の場が設けられています
「技士補」を選任技術者として現場に配置することで、監理技術者が2つの工事現場を兼務することができるようになります
2つの現場があった場合、1人の監理技術者が両方担当できるんだね。その条件として、「技士補」2名を現場に配置している必要があるんだね
そうなんです。この制度の狙いは、もちろん不足する監理技術者を補うためですが、それだけでなく、若手を雇用促進のためでもあります。
会社側の視点で考えても分かります
- 企業は限られた監理技術者をできるだけ兼務させたいなー
- 現場ごとに技士補を配置する必要があるけど、それも足りないなー
- そうだ。技士補を持った(若手)技術者の採用を促進しよう
国の人はこのようにして、高齢化した建設業界を立て直そうと考えているんですね
監理技術者の補佐をするためには、主任技術者の資格(2級合格など)が必要です
まとめ
今回、一級土木施工管理技士試験制度の改正が若手土木技術者にチャンスである3つの理由を紹介しました
- 資格が取りやすくなった
- 第一次検定合格の有効期限がなくなった
- 若手の活躍の場が広がる
受験者にはありがたい改正と言えるでしょう。
きっと、合格者の増加するでしょうね
有効期限がなくなったので、ぶっちゃけ、第一次検定だけ全力で受験するという戦略が成り立ちます
これを読んだあなた!受けましょう!私も今年受けますよ!
以上